この時期になるとそろそろ秋物どうするか、という季節である。
まわりからも「ジェイさん今年何狙います?」ということは仕事関係の会話ではよく聞かれる。 きっと、この業界で生きている人の多くは、当然仕事柄おしゃれや流行には敏感なわけで、マストバイというものを心に決めているやもしれない。 が、僕は毎年同じもの着る男なので、実はどうでもよかったりする。 すんまそん。別に流行のテイストのものが欲しいとは「全然」思わない僕である。 そうはいっても、毎シーズン、衣装以外でも数点、買うことはあるわけで。 でも、それは確実に狙っていて買う、というより単なる「衝動買い」である。 僕は性格上(?)買うときは全く躊躇しない。 決めるのは早い。そもそも、自分の好き嫌いがこれだけはっきりしているので「迷う」ことはないのである。 迷うとしたら大好きなアディダスの前で「そわそわ」するくらいで。 なぜならこの手のものは1枚買ったら1枚処分、が僕のモットーである。 でもどれも好きなアイテムだったりするので、処分が困るのだ。どうしよ、どれ処分すんのさ、みたいな。 僕は前にも書いたように、アディダスとシャネルのツイードがあればそれでプライベートでは困らない。それだけで大丈夫。 ただし、衣装で、じゃあそれらで、とはいかないので、当然服の数は増える。 それが「嫌」なのである。(物が増えると、気分が悪い単純男) そんな僕の気持ちも知らずか、様々なブティックさんから夏以降秋冬物のコレクションカタログが続々届いているこの恐怖。個人情報もあったところではなく、買ったこともないブランドさんからも届いていたりするからびっくりである。 写真にそのカタログの一部アップしておきますな。 ここはアメリカのブランドですが、メンズ。どう考えてもサイズ、ないっすから、みたいな。 なんでも一部顧客のみ、オーダーメイドでお作りしますからフィッティングに来て下さい、みたいな内容である。ジェイク連れて行ってこようか、とは考えている。 表参道にある、ディズニーランドのアトラクションのようなそのブティックには、ジェイクみたいな無駄にマッチョなアメリカンのサイズは揃えてあるであろう。あ、じゃあオーダーの意味、ないっすね。ちゃんちゃん。 僕の理想は 一枚の布を(服)ていねいに大切に着ること。 前にも書いたように、数年に一度肩や丈を直しながら、延々着つづけること。 実際8年前の僕のコートは、いまだにいろんな人から「素敵なコートですねー」と言われる。 言葉の響きから、お世辞だとは思っていない。 でも、えへっ、すんまそん、買ったの8年前ですけど、みたいな。 でも逆に言うと8年も着てるコートやジャケットだからこそ「誰が見ても僕のもの」という顔をしているのだと思う。だからきっと、お褒めいただけるんだと思う。 僕もたまに街で素敵な女性を見かける。 とてもよく似合ってたり、可愛いアクセサリーとかしてたりして。 そんなときは「素敵ですね」と声をかけることもある。 日本の女性はもちろん一瞬驚くけど、すぐ笑顔で喜んでくれる。 その笑顔が、さらに素敵に見せたりして。 これから洋服の購入を考えてるみなさまへ。 えへっ、僕からのアドバイス。 うんとおしゃれしていいと思います。 ちょっと冒険してみてもいいと思います。 大切なのは。 その洋服に感じる、ときめきがあること。 着まわし重視で考えるのは、もうやめたほうがいいかと思います。 結局着映えがしないし、着まわせる服はたいていみなさん、持ってるはず、すでに。 それから何より、何より一番大切なのはっ クローゼットの整理整頓!^0^ 着ない服、リストラしてくださいね。 何を狙うかより、どう着こなしたいのか、その着こなしで何をしたいのか、何を手に入れたいのか、どう楽しみたいのか、が大切であります。 買うという行為に満足しててはいけません。 洋服は「自分を引き立ててくれてなんぼ」です。 今日H&Mの日本上陸広告で、ファッショニスタのみなさん、と宣伝文句がでかでかありました。 ファッショニスタである前にあなた自身でありましょうー。 そのためにも クローゼットの中身は、十分確認して、認識して、組み立てましょうな。 すてきなあなたさまでいるために。 がんばれ日本の女の子ぉ。 ま、僕もエカにH&Mには強制連行されるであろうと思うので、見つけたら声かけてねぃ。 お、ちなみに写真の手前の手、これは僕のリアルな手ですよ。奥のはさみ持ってる手はカタログの写真の手。なんか、どっちも写真みたいだけど、僕の手は手前本物であります。
by foodlovers
| 2008-09-04 20:21
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Profile
金本J.ノリツグ
1973年三重県生まれ。20歳で料理人を目指し上京。和、フレンチ、イタリアンと幅広く学び、料理研究家として活動を展開。簡単でおいしく、薬膳知識をも生かしたヘルシーなレシピが人気を集め、各局テレビ、雑誌に幅広く登場する。食品企業のレシピ開発や商品開発、公演なども手がける。作家としての処女小説に『FOOD LOVERS』、そこから飛び出した実写版レシピ本として『LOVE in COOK』(いずれもアートン)がある。『LOVE in COOK』では、小説の主人公を著者自らが演じ、作品の世界をビジュアル化した。コンセプト、料理、スタイリングはもちろん、文章、写真表現にいたるまでをセルフ・プロデュースした意欲作となり、今後さらなる幅広い活動が期待されている。 カテゴリ
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