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野獣ジェイクの観察日記58

先日のブログの「蛇の穴」突入結果発表であります。


僕ジャグジーデビューでありました。


緊張したのは、結局言葉の壁のせいであります。


12人ほど集まったのですが、もちろんみんな母国語が英語。
1人だけアジアンで、使える言葉は英語のみ。

しかも、その日は基本尊敬語であります。


英語に尊敬語がないと勘違いされることが多いのですが、とんでもないっす。

細かく説明すると1冊の英語本になりそうなのでやめますが(えへっ)
アメリカ人は意外と相手に対して失礼のない表現を選びます。

自分の考えを述べるときも
クッションになる言葉をちゃんと使って断定を避けますし。

ノーといえない日本、なんて昔聞きましたが「逆かも」であります。

ノーといわないのがむしろ英語圏。日本の方が英語で話す際、ダイレクトにノー、はしょっちゅう使っているように僕は感じますが、実はネイティブにとっては非常に失礼な言い方、無礼に聞こえているのであります。


たとえば、英語圏の友達にどこかへ誘われてる日本の大学生が「ノー、アイキャントゴー。アイアムビジー・トゥディ」

なんて言っているの聞いたりしますが、これとても失礼に聞こえてるのが現実。
本人は「ダメです、今日忙しいので」と言っているつもりでしょうが
確かに分法的に、文章的に問題はないのですが。日本語訳では教科書にはそうなるでしょうが、

実際のネイティブには

「無理。忙しいんだよ僕は(いってらんないよ)」

と聞こえます。ノーの声も大きかったし。

英語圏の人間であれば「誘ってくれてありがとう、でも残念だ。その日は例の打ち合わせが入ってしまっていて。またね」

てなかんじ。「これでもラフ」な返しかたであります。
これではじめて日本語で「ごめんね、忙しいんだ」くらいなもんかと。

つまりいきなりノー、とは言わないで、thank you for asking me,などからはじめ
さらにはきっとそのあともNo、とはいわないでI don't think I can 、という言い方を選ぶかと。そのあとちゃんと理由を伝え、忙しい(busy)という単語を使うより、予定を具体的にちゃんと説明するか(誘ってくれた相手への敬意であります)しかもwillという単語を使わないでhave to
という言葉を選ぶでしょう。I will attend the meetingだと自分の意思で打ち合わせに参加、つまりwillだと誘ってくれたあなたより僕はそっちが大事、に響くのでI have to attendにするとhave toを使用すれば
状況上、そうせざるを得ないんだ(僕はきみの誘いに乗りたいんだけどね)というニュアンスを含ませることができるのであります。

ね。たったこれだけでここまでちゃんと「礼儀」があるのであります。
英語はしゃべれるようになればなるほとしゃべれなくなります。

無礼がわかるから。

母国語でないとほんと大変なわけで。

ジェイクたちとの会話とはレベルが違うわけで。

とほほであります。
きっと「どんなもんか」とひねり加えた質問されるだろうし。

TOEIC850点ですから、なんてはっきり言って
自慢の自、にもならず。

正直僕にはなんの役にも立たず。

かっこ悪すぎであります。


涙であります。頭どんだけ回転させるんだ状態の2時間突入、だったわけで。

しかもジャグジー。
水着のみの、まさに裸で。



逃げようがなく。
かっこつけようがなく。

ごまかしようがなく。


えへっ(通用せず)


ネイトは更衣室段階、着替えてるところから「めずらしく緊張する僕」の写メをとりまくり。

マッチョなジェイクやネイトの裸にくらべ、あまりに華奢な僕の裸。
白人より白いじゃん、とネイト大笑いであります。

ほんとに僕の着替えの最初から最後まで写メったネイト。
ネイト、頼むからその映像、写真、どっかで流失させるなよ、みたいな(誰も見たくないだろうけど)あとで流用、僕にはさせてね(商売上手)


それより
ジャグジーで先に待ってるアメリカンたちも、みんなどうせマッチョなはず。




はっきりいって、悲しすぎます。

頭も身体もしょぼいな、みたいな。
これで初対面ですか。




ネイトやジェイクのうしろに隠れるようにくっついてジャグジーの中へ。

「ノリック、心配すんな。僕がフォローするから大丈夫っ!」

・・・。
心配なんすけど、それも。

それに

どっちが年上だ、みたいな。

だけど守れ僕の弟よ。




ま、みんなには案の定、女の子が入ってきたかと思われました。


散々でしたな。



てへっ。
to be continued.
by foodlovers | 2008-04-06 20:54
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