梅干とひじき。 野獣の天敵は今のところこの2つである。 梅干はもはや理解不能ゾーン突入らしく、見向きもしない。 おにぎりにしようがソースにしようがダメである。 口にすると「この世の終わり」くらいのすんごい顔をするのだから。 こわいこわい。 ひじきはそもそも見た目が?らしい。 味付けうんぬんより、感覚的に食べ物としてどうしても受け付けていないようである。 白いごはんは好きなのだが、僕の好きなひじきごはんにしたときは、かなりせつない目で僕に何かを訴えていた。 きっと僕が梅ひじきごはん、なんぞ作ったあかつきには、噛み付かれるか、もしくは生死をかけた壮絶バトル覚悟である。 あ、それからアメリカ人の主食がパンだと思っている方が意外に多いのであるが、実際はパンではなく、じゃがいも。 や、僕からすればアメリカ人の主食は肉、である。 冗談ではなく。 主食とは主に食べるものと書く。 ごはんに梅干やひじきはぴったり。 梅干やひじきを食べなくても生きてゆけるジェイク、ある意味、理にかなっている。 食べなくていいものなのだ、彼の体の消化器官において。 体格と、食事は密接な関係である。 僕はひじきや梅干大好きであるが、確かにそれじゃあジェイクみたいにマッチョにはならない。 と、いいたいところだが、僕はふふん、そのへんの男より食べるほうだった。 っていうか、かなり。 それはそうと野獣の話に戻ると、もうひとつだめな食べ物が。 もずく酢、である。 スーパーで売っているもずく酢に異常に興味を示し「買って買って」というため3個入り全部野獣が食えよ、と買ってやり。 家に帰って早速ジェイクは興味深深というかんじで勢いよくすすったのだが。 そのまま戻しました、みたいな。 見てる僕がびっくり。 「!&!~’%$#!」 言葉にならないようで。 僕はすかさず 「ジェイク、残さず食えよ」と突っ込んでやり(鬼) 反省した顔でじー、っと僕を見て 泣きそうな顔するので 「いいよ、あと僕食べる」 と言ってやると、残り2つとすすってから戻した1つをまとめてうれしそうに差し出すジェイク。 あ、そのもどしたやつは無理ですから。 アルカリ性食品が、どうもダメということか。 身体にいいのに。 ん、アメリカが成人病に悩み肥満大国なのも、やっぱり食生活。 間違いないっすね。 ではまた! to be continued.
by foodlovers
| 2007-12-22 20:35
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Profile
金本J.ノリツグ
1973年三重県生まれ。20歳で料理人を目指し上京。和、フレンチ、イタリアンと幅広く学び、料理研究家として活動を展開。簡単でおいしく、薬膳知識をも生かしたヘルシーなレシピが人気を集め、各局テレビ、雑誌に幅広く登場する。食品企業のレシピ開発や商品開発、公演なども手がける。作家としての処女小説に『FOOD LOVERS』、そこから飛び出した実写版レシピ本として『LOVE in COOK』(いずれもアートン)がある。『LOVE in COOK』では、小説の主人公を著者自らが演じ、作品の世界をビジュアル化した。コンセプト、料理、スタイリングはもちろん、文章、写真表現にいたるまでをセルフ・プロデュースした意欲作となり、今後さらなる幅広い活動が期待されている。 カテゴリ
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