今日のニュースで、海外の高級ブランドであるヴェルサーチが日本撤退とか。
ヴェルサーチにはかすりもしなかった僕の人生であるが、僕が興味をもったのはその撤退に関して、コメントや気持ちを綴ったファンの方たちの言葉。僕はネットで読んだのだけれど。 熱烈なファンの方々。なかには25年間愛し続けてきた方のコメントは、写真つきで、過去のブログ(かなり実際古い時代からの)からすべて紹介してあったり。 大好きで、給料はたいてお店に通っていたとか、それをまとう幸福感にひたっていたとか。 本当に、愛していらっしゃったようで。 例えば、あんなに自分のレシピや料理が人様に愛されたら、と言う風にすりかえて考えると鳥肌がたつくらい感動ものである。 そんなふうに思ってもらえるくらいの、レシピを贈り続けられたらどんなに素敵だろう。 僕はバブルがはじけた後で社会に出たため、ヴェルサーチ全盛期、とネットで表現されていた時代は全然知らない。 そして、そのバブル後の厳しい社会に20そこそこで飛び込んで、全くツテもコネもなかった料理研究家の世界で散々苦労した20代。さらに現在の厳しい社会情勢の中で30代を迎えてる。 うーん。 でも僕はそれでよかったと思っているし、正直景気に左右されて仕事はしていないから平気。もともと、僕が責任を持ち、自分でやれる範囲で仕事をやっているからいいのであります。 それに、いろんな意味で、たくましさは誰にも負けない自信があります。 えへっ。 話を戻すと、 ブランドのファンの方のコメントを拝見していて、モノを世に贈り出す人間の責任と、またその温かいファンの方々の思いを読み取ることができ、なんだか勝手に自分の仕事に置き換えて、いろいろ考えてしまった僕。 「ファンです」とおっしゃっていただける方にお目にかかる機会が僕にもあります。規模が違うけど。あはは。 そんなお声を、だいじにだいじに仕事を重ねて参ります。 今月は講談社さんから新しい料理本がまた発売となります。 頑張りますな。 ジェイ ■
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by foodlovers
| 2009-10-06 02:12
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Profile
金本J.ノリツグ
1973年三重県生まれ。20歳で料理人を目指し上京。和、フレンチ、イタリアンと幅広く学び、料理研究家として活動を展開。簡単でおいしく、薬膳知識をも生かしたヘルシーなレシピが人気を集め、各局テレビ、雑誌に幅広く登場する。食品企業のレシピ開発や商品開発、公演なども手がける。作家としての処女小説に『FOOD LOVERS』、そこから飛び出した実写版レシピ本として『LOVE in COOK』(いずれもアートン)がある。『LOVE in COOK』では、小説の主人公を著者自らが演じ、作品の世界をビジュアル化した。コンセプト、料理、スタイリングはもちろん、文章、写真表現にいたるまでをセルフ・プロデュースした意欲作となり、今後さらなる幅広い活動が期待されている。 カテゴリ
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