「ジェイくん、そのジャケットどこの?」
撮影中、カメラマンの富永さんが聞いてきた。 68ページのジャケットの撮影中。 僕はよく、雑誌などの場合、読者さんからどこの服?とかどこで買えるのですか?と編集部に質問が来るため、今回ブログでもお伝えすることに。 中央と右下がどちらもバレンシアガ。左下はドルチェ&ガッバーナです。 僕は衣装の場合特に、ドルガバをチョイスすることが多いですが、 もともと、僕にはまず、サイズがなかなか存在しないので。 ここの洋服のサイズなら、直すことなくとりあえず問題なく着られる。 バレンシアガはもっと楽。ここのも直す必要ないので。僕はコンパクトな身体なのに、おさるさんみたいに手が長いのです(ウキキキ=泣き声) バレンシアガは、すべてがジャストサイズで、楽。たぶん、もともとデザイナーの想定してるボディサイズが合っているのだと思う。袖が短いと、嫌です。よっぽど計算してわざと短かめ、はいいから着るけれど。それでも時々、気になる。 一般に袖長さ昔は手首、今は親指付け根、とか言われるけど、僕はも少し長くても平気。結局好みの問題みたい(無理矢理) 日本の規格だと、僕はレディースの5号、7号の世界で、それで袖が長いのを探そうとしても、無理。そんなこんなで、結局着れるのはインポート。単純に海外ブランドだからいい、とは思ってないです。 自分にパーフェクトに似合うジャケットは、吟味して所有しておくといいと思います。 多少大人が無理して買う価格でも、そのジャケットで自信を持って仕事したり、振舞えたりするなら、投資する価値あり。自分らしく、いられるわけで。 怖いのは、間に合わせ間に合わせで、いくつも結局買っていること。 ラグジュアリーな商品が素敵、とは限りません。 けれど、作り手が一生懸命になった商品は、それなりの価格にはなります。 それだけ手間を、素材を、時間と技術を職人さんがかけてる場合が多いので。 愛ある商品、大事です。 古着も好き。 昔の洋服は、生地がすばらしく手の込んだものが多くて、その生地を生かして、リフォームする価値があります。 ツグミと大地は、職業柄もあり、物を消費します。 でも心は消費しません。 これが一番、大事です。 あ、そうだ、なんで洋服紹介の写真がすべて、同じ方向むいて、同じ表情かって気になりました? マネキン、に徹しました。 洋服の紹介なので、服を目立たせ、ツグミが目立たないよう。 結構苦労しました。 だって、普段は洋服に目立つな、ですから。 みなさんもぜひ、ご自身を引き立ててくださいね! では! 写真はラブクから。ジャケットより、レザーなどのカジュアルで魅せる(見せるじゃなくてね)ことで動きや若々しさを演出しようと思ったんだ。あと、この撮影では、身長の差をどうフォローしようかも悩んだ。やっぱり本物のモデルさんは背が高いからね。僕もそんなチビではないけど。 設定はコンパクトサイズの僕たち、だから、できるだけちっちゃ!く見えるよう、かつ二人のバランスを極端に崩さない程度、とのかけひき。悩んだ挙句、僕は歩き方を変えた。重心をかなり下に落としたんだ、結果、成功。大地とツグミとして、誰もが納得だったよ。男性は通常スクエアに歩くんだ。イメージとしてね、四角いの。僕はあえて、女性のアンバランスな歩き方を選んだ。女性がやるとセクシーな歩き方だから、意識するといいかも。男はやめてね、とんでもないから(笑) #
by foodlovers
| 2007-11-13 15:52
アロマキャンドル。
僕は(ツグミじゃなくてね)もう、上京した当時からずっとアロマキャンドルは生活に欠かせない。 蛍光灯の、光が苦手だから。夜は間接照明と、アロマキャンドル。 香りは、気分による。落ち着くウッディな香りだったり、フレッシュな柑橘系やマリンであったり、もっとロマンティックなものだったり、情熱的な香り、だったり(あんまないけど) 消費量は日本一、ってツグミなら、僕はたぶん、その抜かれる前の日本一。 最近、すごいセレブ価格のお高いキャンドルが評判になってるね(一部に) 東京の一等地に専門店があるとかないとか。 僕は行った事がない。行くこともないかも。ないな。 キャンドルはわざわざ行ってありがたし、ってかんじでなくて、もっとすぐ気軽に買うものであってほしいから。でないと、それこそ僕のライフスタイルに追いついてこないんだ。普通のサイズ1個に1万円近いものなんて贈り物か、一箇所レベルで全然追いつかない。 だから、気軽に買える価格とメーカーのものを消費してるだけ。 それで十分。 ほんとにおすすめするよ。 キャンドルの炎がゆらめくと、僕の気持ちが揺らぎだす。 心地いい、ゆらぎ、ですね。 キャンドルの炎みつめると、僕の心が涙する。 心地いい、なみだ、ですね(うそ。でも最近やっと、ですかね) 「心の中の、炎を燃やせ。語るはネイティブアメリカン」 大地がフラバで言っている。 そうだ、和ろうそく、って知ってる? 日本の、職人さんが手作りで作ってて、時々実家経由で手に入るのだけど。 すごく炎が長く長く持つのです。 そしてなにより、炎がきれい。 すっとしていて、凛としてる。 香りはないのに、香りを感じる。 いいな、ろうそく。ろうそく大好き。 「ムチとかも?」 台無しですから! #
by foodlovers
| 2007-11-06 16:45
89ページの写真で、びっくりされた方は多いかな。
ツグミが大地のあごひげさわってるところ。 セクシャルだって意見もあるからね。でも、それは結局見る側の心理だと思う。 もちろん、それは自由。でも僕は、ボーイズラブをやろうとしたわけではない。 あのカットは、アドリブだった。 大地役の森豪士さんが、ベッドに寝転がり、ツグミ役の僕が寄りかかってる感じでいろいろ撮ってもらっていたとき、ひげの話をしてて。 「伸ばしてるの?」みたいな。「うりうり」とかって触っていたときの瞬間。 それまで、すっごいまじめな顔して(や、むしろ無表情)クールな感じで一連撮っていたから、一気にはじけた、ってかんじですね。 いい写真だと思う。 ツグミと大地の距離感が、すごくよくわかるから。 森豪士さんには、感謝してます。ありがとう。 二人のいろんな感謝が、読者さんに届きますよう。 ツグミの指先に、うんと注目して眺めてみてください。 なんか心地よく、心がくすぐったがってもらえるかと思います。 そんな気持ちで、選びました。 届いてて、欲しいです! それからひげ、ですが。 僕、何事だ?くらいひげ、生えないのです。 シェーバーなんぞ、僕の人生に必要とされたことがありません。 ちょいと抜いて、終わりくらい。 剃るなんぞしたものなら、肌赤くなりまくるでしょう。 だから人のひげには、反応します。何でこんなに生えるんじゃ?くらいなもんですが。 ひげには剛毛、やわらか毛、いろいろあるようで。 森豪士さんは、ほんと似合ってますね。 ひっくりかえっても、まねできないです。 ついこの前も、デパートの男子トイレ入っていったら「ここ男性ですよ」とおじさんに言われました。 「はい!」と元気に答えるとびっくりした顔して、失礼なこと言ってしまった、とおじさんはあせったのか、あわてて 「お綺麗ですね、すいません」と言われました。あわてなくていいです。 もう女の子に間違われるのはあきれるくらいいつものことなので、驚きも悲しみもしません。 冷静に考えると、とても哀しいことなので、考えないようにも最近はしています。 僕の中では悲しいことではなく、哀しいこと、です。 女の子、といわれる年齢でもないのですが、女性かと思ったというより、女の子かと思った、と言われるのが圧倒的に多いので、 これまた微妙。たぶんすっぴんだからなんでしょうかね。化粧っけがなくて。 僕次生まれたら、うんと男っぽくひげとかはやしてナイスガイになりたいです。 けれど今は、僕の両親からもらったこの身体に感謝するようにしています。 それから、イベントなどでご参加くださったり、街で見かけて声をかけてくださる女性読者さんにも感謝しています。 きれいを励みにしています、と直接近くで言われたときは、僕は正直、一気に何かが救われた気持ちになりました。 僕はこれでいいんだ、と許された気持ちになったからかもしれません。 自分を認めてもらえた、と思えたからかもしれません。 たくさんの女性読者さんに、そのような言葉を、ありがたい話、いただきます。 へこんでは、そのつど励まされ。その積み重ねで、歩いてこれたのは、やはりそれらの声があったからこそ、です。 それになにより、人が人をほめる、というその心が、その心の余裕が伝わってくるのが、いつもありがたいです。 本当に、どうもありがとうございます。 だから女性の望む美肌、美白、ダイエットの料理を僕がずっと追及してるのは、せめてもの恩返しでもあります。 僕の場合、単なる薬膳と栄養学のミックスだけにとどまらず、実際しぶといくらい様々な角度から徹底的に検証して自分のレシピに仕上げてゆきます。 作ってくれた読者さんが、少しでも得した!と思えるように。自分自身実感のあるものしか、すすめませんし、僕。 だから常に、食べるきれいは、真剣に向き合います。 まあ、そんなこんなで複雑(?)な僕が 一生懸命取り組んだフラバの写真です。 今の自分のこの身体でできることは、精一杯やりました。 楽しんでいただければいいなあ、と願ってます。 では! #
by foodlovers
| 2007-11-01 18:15
ツグミと大地。
忘れてならない、タキ。 ラブクには、今回タキの影はないけど、フラバではタキの存在は大きいね。 実際、フードラバーズの続編を書こうか、と思ったとき(これほんと。エピローグを書き足しているとき、続編の映像が僕の中でおっそろしいスピードで組み立てられてね。ラストまで一気に見える勢いで。もちろん、僕書かないけど)そっちではタキの存在がぐっと大きくなってた。でもツグミが拒絶して。理由はまあ、僕にはわかる(ってこれじゃあ、読者さんにはわかんないね、ごめんなさい) 普通、小説を書くとき、作家それぞれ独特の書き方というのがあると思うけど。 僕はその普通、が一番居心地悪い。 僕はまず、頭の中で映像を一気に流す。そのとき細かいディテールまで、はっきりと見てる。 その映像を、実際文字に落とし込むまで、何十回という別パターンの映像も見る。 じっくり座ってるときもあるけど、歩きながらとか、ほかの事しながら見てることが多いかな。驚くほど、何しててもその映像には集中できるよ。 最後の終着点が最初から僕の場合クリアだから、何十パターンの映像って(場合によっては何百)それほど見るの大変なものではないんだ。 結局目的地に向かうわけだから、迷いがない。だから苦ではない。 迷ってるんじゃなくて、一番僕がこれ、というものをキャッチしたいから、練りに練る。 読者さんが読んでくれたとき、理屈なしにおもしろい、って言ってもらいたいからね。ベストを尽くす。その覚悟は、半端じゃないと、これだけは堂々と言いたい。 料理もそうだよ。理屈こねくりまわしておいしいより、理屈なしに、あ、おいしい!が一番おいしいんだから。 だから何十回何百回と懲りずに頭の中で映像を繰り返す。 原稿にむかうと、一気。迷い無く、書き進む。これまたしんどいといえばしんどい作業だと思うけど、ペン持ったら早い。 ただし、むかうまでも書き出してからも相当、骨砕く。身を削るというより骨砕く。頭も砕く。 (砕いた頭は3日で戻る宇宙人) 実際原稿を書く前に、どのテイストで書くのかまず決めるわけだけど。 料理でフレンチにするのか、イタリアンにするかのごとく、僕は小説も、その文章というか、文体のカラーを決めるんだ。 重たくて奥深い(ように思える)文学的な文体にするのか、もっと軽やかにするのか。 フラバの場合は、僕正直、フレッシュ(?)なタキという人物が見えたときに、はっきりと腹をくくった。 僕が頭で見て自分の腹で感じてることをそのまま文章で練り上げて、読者さんが一度読み始めたらとらえて離さないような文体にしようと。 つまりそれは、フラバに登場する若いエネルギーある人間を、一番近くで表現できると確信したから。 それにそんな見たこともないと言われそうな文体が、一番僕らしい書き方だと思ったから。 どこかの誰かに似た文章とかいうのは、僕は嫌。 自分の刻印を刻んだかのような、僕らしい、独特の文体にしたかった。 ツグミ、大地、タキ。彼ら3人を描くことで、はぎれのいい文章は生きてくると思ったんだ。 彼ら3人の若いパワーは、普通の原稿枠や文章枠(そんなもん厳密にはないけど、感覚的な話ね)では、はみだしそうだったから。 僕はばっさり、その枠、を無視したんだ。タキの若さが後押ししたのは事実。 普通、こんなことは公に語らないと思うけど、せっかくのブログなんだし、いいや、話ちゃえ、ということで言っちゃいました。 だからタキのことも、少しこのブログで触れないと。 ブログではタキにあまり触れていないからここで。 ここからは、ツグミよろしく。 はい! タキの好物は、大地と同じく納豆だよ。 タキは親元を離れ、東京タワーの見える場所に一人暮らしをはじめてから、料理は少しづつやるようになっていた。忙しいから、普段はさすがに無理だけど、時々休みの時とか、家にごはん、誘ってくれた。タキの後輩とか集まってたりして、ここは学校か?ということも何度もあった。人数多いときは、 キムチチゲとか一緒にみんなで作ったよ。仕上がったキムチチゲ写真にとって、テレビ番組で紹介していたときはびっくりしたけど。あれ、納豆入ってた。 ラブクで紹介してる僕のチゲに、納豆1パック加えてもグッとこくが出て、さらにおいしくなる。あまり納豆に火を通しすぎないで仕上げに加えるのがコツ。 試してみて。 だそうで。試してあげてね。 では! #
by foodlovers
| 2007-10-26 20:40
ハーブ好きです。めちゃめちゃ好きです。
バジルが特に好きです。あとミント。 僕はもともと、日本の薬味が大好きで。青紫蘇とか、葱、鬼のようにかけますから。 薬味というより、メイン、張らせます(がんばれ) ハーブはもともと野草なので、栽培も楽(なものが多い)です。勝手にどんどん、増えてくれるので。実家では、バジル、親のカタキのようにたくさん、僕の父が育てています。 ラブクの中、僕らの卵サンド№1でバジルは紹介してるけど、ほんとスーパーで普通に買えるので(200円くらいね)ぜひ使って欲しいですね。 通常レシピで、あれば適宜、なんて雑誌で書く場合、おそらく「ないない」で済まされることを覚悟して、の表記なんだけど、ラブクでは、できればほんと試して欲しい。世界観が(おおげさだけど)変わるから。たったこれだけでこんなにかわるんだ、と楽しくなります。 バジルは余ったら、他のサンドイッチで使ってしまってもいい。ラブクの中の大地が作るサンドイッチでも、はじめてのテレビ出演サンドでもなんでもいい。いつも自分が作りなれているサンドイッチにはさんでも新鮮。 あと、バジルなら中温の油でさっと素揚げしても最高。 パスタにたっぷりトッピングでのっけたり、魚やお肉のソテーにのせたり、そのまま食べてもおいしい。 ツグミたちのお気に入りは、チキンとミントのカレーソース・サンドイッチ。 グリルしたチキンに、黒胡椒、にんにくすりおろし、カレー粉を加えたマヨネーズをたっぷりのせて、これまたたっぷりのミントとサニーレタス、きゅうりとともにパンではさんだもの。バケットがおすすめ。 ミントはデザートだけの飾り、ではないない。 「ミント?サンドイッチに?マジかよ?ツグミ」 「うん。食べてみて」 かぶりつく大地。 「うまい、ツグミ。いける」 試してね。 では! 写真は僕オリジナルの韓国麺。ハーブやスパイスを使った、パンチある味わいなんだ。ハーブやスパイスを使用する場合のコツはね、使いすぎないで複数組み合わせること。少量でも相乗効果で、ぐっと味わいが広がるんだ。使いすぎると、ものによっては台無しにするから、扱いに慣れるまでは、少しお気をつけあれ。 #
by foodlovers
| 2007-10-19 12:56
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Profile
金本J.ノリツグ
1973年三重県生まれ。20歳で料理人を目指し上京。和、フレンチ、イタリアンと幅広く学び、料理研究家として活動を展開。簡単でおいしく、薬膳知識をも生かしたヘルシーなレシピが人気を集め、各局テレビ、雑誌に幅広く登場する。食品企業のレシピ開発や商品開発、公演なども手がける。作家としての処女小説に『FOOD LOVERS』、そこから飛び出した実写版レシピ本として『LOVE in COOK』(いずれもアートン)がある。『LOVE in COOK』では、小説の主人公を著者自らが演じ、作品の世界をビジュアル化した。コンセプト、料理、スタイリングはもちろん、文章、写真表現にいたるまでをセルフ・プロデュースした意欲作となり、今後さらなる幅広い活動が期待されている。 カテゴリ
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