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ふぃっクション!
「フィクションですか?それともノンフィクション?」

フラバに対して、
よく聞かれます。
ん?でもこの物語はフィクションですって書いてますから・・・。

でもね、
いいんです、どう受け取られても。読者さんの(この場合、フラバ原稿を読んだ業界の方々ですが)自由ですから。むしろ、想像することを楽しんで欲しいので!


で、実際どうかって?
小説より、僕の現実の方がむしろもっと激しいと思います。
小説の中で衝撃的な、と言われる部分もそりゃありますが、現実はもっと衝撃ですから。
だから僕は、現実は書くタイプではない作家です。
現実書くなら、ノンフィクションライターになるべきですから。
衝撃が必要なのではなく、必要なのは、純粋に作品がおもしろい、ということ。
僕はそこを追いかけ続けます。

「僕とツグミの共通点?」「僕とジェイさんの共通点?」大地わかる?
「ありえないよね、どっちも普通に考えて。いろんな意味で、非現実的」

ということです!

ではでは。



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『LOVE in COOK』(アートン刊)で撮影した写真を使用している(撮影:冨永智子)
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by foodlovers | 2007-08-31 13:10
相棒ですから
「重いよ、これツグミ」
「その重さがいいんだよ、その厚さと重さが理想的。火のあたりがやわらかいけどしっかりしてるから、煮物とか上手にできるよ」
「筋トレでもすんのか?って重さなんだけど」

フランス製の、ほうろうの鍋。
ひとつひとつが、カラフルだけど、品のあるすばらしい色と、伝統的な製造法による独特の表情がたまらなく好きなんだ、僕。

ラブク10ページや目次のページで使用した写真の中にある、僕の鍋たち。
実際、もうずいぶん長くお世話になっている。ひとつひとつ、買い足したり、贈っていただいたり。仕事柄もあり、かなりの数だけど、どれも大活躍してる。
フランスの、ルクルーゼのもの。
最近は、女性が欲しがるお鍋のナンバーワンとされ、結婚式の贈り物なんかで選ぶ方も多いと聞く。今はデパートやお店で手軽に買えるようになったから、みんなもよくみかけると思うけど、持つと重いでしょ?たしかに。

って、こんな話はこの鍋に関してはよくどなたも(料理研究家)語られるよ、重いけど、料理が上手に仕上がるって。
そうだね、たしかに。
ただ、料理が上手に仕上がるというより、料理がいっそう楽しくなる、が僕の場合は正しいかな、って思うんだ。

楽しいから、上手になるんだと思う。
鍋だけの力で、料理が仕上がるわけじゃない。
もちろん、道具の力はあるんだけどね、時に。
でも、大切なのは、楽しむこと。
その楽しさを与えてくれるこれらの鍋は、やっぱりいいよ。

メーカーさんにお願い。
フラバピンク、作ってください。色です、色。

僕はたくさん持っているけど、ずっと欲しいのは、男を感じるピンク、なピンクの鍋(なんだそれ、って?)
大人っぽくて、でも少年をも同時に感じるような男の子ピンク。もち手はグレイで、本体ピンク。

ふりふりピンク、じゃなくて、男っぽいピンク。
ラブクのアイコン的存在にしたくて探したけど、やっぱなかった。

あ、そうだ、もしルクルーゼの鍋を買うか買わないか迷ってる方にアドバイス。たしかに、お安い鍋、ではないからね、迷うのもわかる。
でも、買っていいと思う。欲しいな、と迷っていては、いつまでたっても自分のものにはならないし。値段の価値は十分、いやそれ以上にある鍋だから。

使いこなす楽しさと喜びを、ぜひ味わってもらいたい。一生使えるよ。
ラブクの中のレシピ、僕らのあさり豆腐、ツグミのキムチチゲ、肉x2じゃが、ごぼうと牛肉の煮物、かぼちゃの煮物、赤ワインコンポート、ぜんざーい、なんかは特にこの鍋で作りやすいね。

料理は単なる義務じゃない。
料理は楽しむもの。楽しいものだから。
ラブクが料理に興味を持つ、その入り口になるといいと願い、僕は衣食住のちょっとした要素を本に詰め込んだ。何かを発見してくれたら、うれしいです。

ではでは。
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by foodlovers | 2007-08-27 12:38
大地を探せ
大地を誰にするか。
悩んだ。考えた。ものすごく、探した。
小説の世界を、まんまビジュアル化して、読者に届ける。その責任は、重大。
ツグミを自分で演じると決めたのも責任重大だけど、相手役を選ぶのも責任重大。
完璧に、ツグミと大地をビジュアルにしたい。
自分が望むなら、この時点で大地は絶対この世に存在してるはず、と思った。
タレントさんとは仕事はするけど、あまり(や、全然)名前や顔に詳しくない僕。
テレビを見たり、ブック(モデル事務所のモデルプロフィール、顔写真の束)をみたり。でもいない。
誰にしようか、誰がいいか、と考えつつ、結局本屋に飛び込んだ。

片っ端から雑誌をめくる。俳優?モデル?一般人?
女性誌、男性誌、芸能誌。ハンサムな男はたくさんいる。けどイケメンなんて興味ない。それだけじゃ、全然だめ。ツグミと並んで、大地になるか。そのバランスは?目力は?品は?その他いろいろ、僕の望む、すべてを持ってる?
ハードルは高い。
若い男の子のファッション雑誌で、大地はいた。

あ、いた大地だ!名前は?雑誌のクレジットをさがす。名前があった。
森豪士さん。携帯で、僕の担当編集者Dさんに彼の名前を告げた。
森さんを絶対つかまえて、とお願いし、
Dさん彼をつかまえた。マネージャーとの電話のあとで、
企画書、事務所にファックスしてくれて。

森さんの事務所から、返事があった。
オッケーですよ、と。

マネージャーさんが担当編集者のDさんに聞いてきたそうで。
「うちの豪士は、著者の強い希望、指定ですか?それとも、モデルが必要で著者が何人か考えている中の一人、がうちの豪士ですか?」と。

YES!
強い希望も希望。指定も指定。彼でないと、絶対だめですから。彼以外はすでに、考えていませんから僕。絶対森さん。まんまそのまま、伝わった

カメラマンさんも、長い付き合いで、僕が信頼をおく女性カメラマンにお願いした。
彼女なら、僕たちを完璧に切り取るだろう。

大地とツグミが、もう目の前に。
間違いない。
各方面への撮影許可や調節のあと。
いよいよ撮影当日。

そこにマネージャーとともに大地がいた。
時間がない。僕は無愛想なくらい、事務的に指示と説明を。
隣に並ぶ。肩を抱いてもらう。顔近づける。
森さんは、勘がいい。
大地だ。
ファーストカットは、ラブクの中の100ページ。

僕の信念が、確信に変わった。

ツグミと大地が、一気に華を開いてく。

・・・って、フラバモードで、書いてみました(ナイス!)
これ、全部本当ですから!

じゃ!

『LOVE in COOK』(アートン刊)で撮影した写真を使用(撮影:冨永智子)
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by foodlovers | 2007-08-23 15:38
フラバ誕生
僕の処女小説,FOOD LOVERS.
この作品は、実は僕がまだ料理研究家としてかけだした20代半ば頃に書いていたものなんだ。でもいろんな事情があって、僕は自分の料理本が10冊を超えたら、いよいよこの小説を世に送り出すようそれから頑張ろうと思っていた。
それが、30代になって、やっと実現できたんだ。
作家として活動するのと、料理研究家として活動するのが、料理研究家として駆け出しの当時にもし重なると、フードラバーズの内容が内容だけに、混乱させたくなかった。
当時、最初にこの原稿を読んでもらったある出版社の編集長が言ったんだ。
その編集長は、作家としてフラバを世に出すなら、自分の名前を変えて出す、など考えた方がいい、とアドバイスをくれてね。その編集長は原稿をおもしろいと言ってくれて、出すなら力を貸すよ、この作品なら骨を折ってあげてもいい、と言ってくれたんだけど。

物書きか料理人になりたいと子供のころから言っていた僕。
その夢かなえに、東京へ。
夢のためなら、自分の命を削ってでも絶対かなえてやる、と全力で闘っていた日々。
作家としての、チャンスなのか、と。けれど料理研究家としての夢がすでに始まっていた。
考えに考えて、出した答えは、僕の料理本が10冊を超えたら、動くぞ、だった。
そのとき堂々、僕自身混乱しない自信があればいいな、と。もちろん、別に出せる保障はなかったよ。でも絶対夢はかなうと信じてた。
このへんは、ツグミに似てる。

文芸の世界は、厳しい。
作家になりたい人は、それこそ恐ろしくたくさんいるし、競争は激しい。
・・・て、びびるはず、ないじゃん。

人と比べるなんて、僕には全く意味がない。
僕は自分の作品を、フラバを信じた、ただそれだけ。
自分の料理を信じて動いたあの頃と同じ。

当時僕は川崎に住んでいた。木造の、小さなアパート。1階だった。敷地内をちょい拝借。
どきどきしながら写真を撮った。
どきどきしながら、男性ファッション誌に、僕の写真を送った。
数日後、その雑誌の編集長から、直接電話があったんだ。
僕に一度会いたいと。護国寺にある、大きな出版社へ僕は出向いた。
その男性誌で、連載ページがはじまったんだ。

ありえないスタートだと言われたけど、これは事実。

フラバがいよいよ産声あげた。

次の闘い、はじまった。

信じることは、あきらめないで。

ってこれじゃ、フラバの追加原稿状態ですね。フラバの世界に飛び込みまくり。
でも本のプロモーション担当、Fさん(イタリア人ね)好きに書いていいですからって言ったもん(しかも日本語で)

じゃあ、また!

※写真は『LOVE in COOK』(アートン刊)で撮影した写真を使用
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(撮影:冨永智子)
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by foodlovers | 2007-08-16 15:41
やりますしっかり
「うわ、やっちゃった」
あわてて流水、氷と続く。
お願い、頼む。
願い届かず、はっきりとしたやけどを確認。涙する(うそ)

LOVE in COOK撮影日直前の出来事だった(これほんと)
調理中、トースターの入り口で思いっきり手の甲をやけどした僕。
手を切ることはまず、ほとんどないけれど、やけどは時々やるんだ。
なべ中やオーブンの温度、フライパンの温度を直接指先で確かめたりするから。だから指先は慣れたのか、高熱に強い。でも、手の甲はやっぱ弱いね(あたりまえ)
よりによって、この時期に。
2本のはっきりとした傷、というようなやけどが、とても目立つ。
撮影で、手元をとられたり、今回は特に、カメラレンズが気になるところなのに。

僕の手、ならかまわない。ただ、今回撮影写
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真の中では、ツグミの手。
ツグミの手には、傷などない。彼の素肌は、パーフェクト。
が、実際僕が演じるならば、問答無用、はっきり写る

やっちゃった。

というわけで、FOOD LOVERS表紙とLOVE in COOKの71ページ、ツグミのおへその写真、右手なにげに、やけどありです。フラバでは表紙がぶれている写真だから、全然目立たないけど、ラブクで気がついた人、いるかもしれない。「何これ、わざと?」って思えるくらいのある意味、完璧なやけどだから、まんま採用、やりました。

そんなの修正とかできないの?なんて言わないで。
やっぱり全然、違います。今回は特に、男のすっぴん、というか、素肌、体温、を
自然な状態でそのまま女性読者に感じてもらう、ことが作品のリアリティと品を保つ重要な要素だったから。なんにもしないが一番なんだ。

ふーん、たったこんなことで、ここまで悩むのね、って思うかな?
yes!悩みますよ。考えます。そして判断するのです。
たったこんなことが、そのたった、がすべてを壊すこともあるから。神経使います。

完ぺき主義です。認めます。
だって、どんなに自分が完璧を目指したところで、完璧ではない自分がいつもいるから。

だからまた、さらに、を目指して次へとすすむ。
次へとすすむそのためにも、やっちゃったことはごまかさない。

ごまかすことは、ある意味簡単かもしれない。
でもきっと、それは自分に必ずかえってくるはずだから。
判断力も、鈍らせる。だんだん自分も、失うの。


深読みしてね、ラブクの写真。無駄な写真は、ありません。
何度も眺めて、いろいろ自由に想像して欲しくて。楽しんでもらいたくて厳選しました。

ツグミと大地に何かを感じてもらえたら、やった僕たち、最高ですから。

やっちゃいました。

以上!
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by foodlovers | 2007-08-10 18:40
in bed with !!
開いてくれた?ラブインクック。ラブクーってみんな呼んでる(うそ)
表紙を開いた扉のページに、ツグミと大地が眠ってる。

ベッドの上、ツグミが大地をつぶしてる設定だったけど、つぶすどころの体重ないだろ、状態です。

二人の関係が、よくわかるいい写真だと思う。まず、二人の信頼感がみんなに伝わるといいな。
ボーイズラブか?と思うかも、だけど、ふふん、平気。それは感じる側の自由。
表現する僕も、自由。びびっていたら、最初から作らないですから。
それに、写真のツグミはツグミなので、気にする話でもない。
あ、大地役の森さんのことは、今度ちゃんと話をします。
お楽しみに!完璧、大地、ですから。

二人が着ているのは、どちらも僕の私物のドルチェアンドガッバーナのタンクトップ。黒のタンクトップは、メトロセクシャルな男たち、を象徴するアイコンになる、と僕は判断して着用してもらったんだ。
大地にも、レディースしか着れない僕のサイズが着れたのか?と思うでしょうが、これメンズをあらかじめ自腹買いしておきましたから、僕。で、撮影後、大地役の森さんにそのまま差し上げました。とても似合っていたので。

タンクトップって、男っぷりがわかるアイテムかと。
だって、ごまかせないですから。最近日本男性がおしゃれで、イタリア男に憧れるのか、街でもドルガバ着用率はすごく高い。でも、似合ってる人は、ごめん、少ないと思う。
ちょいわるおやじ、とか言われてるけど、僕からいわせりゃ、ちょいデブおやじ(毒)

あ、日本の男の子たちへ。
タンクトップ、買うときはいつものサイズよりひとつ小さいサイズを買ってね。
そのほうが、ボトムとあわせた時、絶対バランスがいい。ボディもたくましくみえる。ただし、もともとマッチョな男性は、悪いことは言わない、タンクトップはおさけあれ。それが世のため、人のため。隠してこそ、逆に男の色気が香る(はず。これはぶっちゃけ、人による)

「おはよう、大地」
「おはよ」うつぶいたまま、目だけ半目、怖いです。
「ねえ大地、何食べる?朝」
「・・・。納豆」遠くを見てる。あ、また閉じた。
納豆隊長め。僕も再び、目を開けたまま頭を下げる。
枕代わりの大地の背中。
洗濯石鹸の匂い。
ほんとよく、眠れたんだ。


写真をじっくり、眺めてください。
大地の匂いを、感じますか?
それと同時に、ツグミの安心感が、伝わりますように。

以上!
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by foodlovers | 2007-08-03 18:21