2008年 08月 27日 ( 1 )
野獣ジェイクの観察日記のつもりが、
今日は少しまじめな話を。


今日は9時前に仕事を終わり、それからネイトと一緒にアトリエに戻って来て、たまたまテレビをつけていたのです。


100円募金で何ができるか、と言うテーマでやっていたようです。
途中から見たので、そのあたりはごめんなさい。


チェチェン人の家族の深い苦悩を、戦争という厳しい現実を、それはドキュメントしていたのですが、

僕は泣きっぱなし。

ネイトには英語で同時通訳しながら見ていたのですが、それも途中でできず。

あまりの現実に。



その母親が、そうでなくても厳しい現実の中、生きるために一生懸命になり、それでもとてもまたまた外で哀しい思いをして、家に戻って来たときに

そんなつらい中なのに

「どんなに嫌なことがあっても、子供たちのために料理しているとすべて忘れるの」

ということをおっしゃっていたのを聞いて


また僕涙。




小さな子供たちが、戦争で深い心の傷を負って(なんて短い文字にしてはいけないくらい、深い深い、とても哀しい、いえることのない、傷だと思います)


それでも「僕はカメラマンになるんだ。そしてチェチェンに戻り、このひどい戦争の現実を世界中に知らせるんだ」
と言っていたその小さな男の子。
最初
「自分たちを殺した相手の国の人間を殺してやる」なんて言っていた男の子。

胸がつぶれる思いでした。

民族ダンスを披露するその男の子の姿に、もう僕の涙は止まらず。



ネイとじー・・・・っとその映像を見ていました。


日本からのレポーターの女性が帰る日の前日

その母親がふるまってくれた素朴な料理をみんなでつまんで食べているときの


子供たちの
あの笑顔。


料理を囲んで、みんなで食べる

あたりまえの光景なはずなのに

世界ではあたりまえでない現実が恐ろしくあるという現実。




あたりまえであるところの国でいることのできる幸せと奇跡に感謝しながら


もっともっと食の世界において何らかの楽しさが伝えられたらいいです。


あたりまえを、あたりまえとなれてしまわぬように。

常に何か自分のできるところを追求したいと思います。


僕の最近の望みは



もっとたくさんの人と交流してみたいということ。



いろんな現実や、厳しい意見も受けるでしょう。


でもそんな意味での交流じゃなくて

いろんな人生に触れる、ということ。


その蓄積がきっと、このあと10年20年30年の仕事の中で


何らかの形で、たくさんの人様にプラスのエネルギーで伝えられたらいいです。


それが僕にとって100円で何ができるか?ということの答え。

僕は人のために100円でなくて、僕のできることを人のために全部やる、という生き方ができるはずなんだな、と番組見ながら再確認。



同じ人間なのに

同じ人間なんだから


番組見ながら、繰り返した思いは重い。


僕の料理では次
僕の仕事では今

何を伝えているのか


楽しんでもらえたら最高です。


あと少し、まわりの人間に対して無関心でありすぎない世の中になっていったら


いいですね。


そのためにもやっぱり、食べることの大切さは


伝えないとですね。



僕は声高に「食育っ」とかとってつけたような正論は大嫌いです。


へそまがりだからです。



僕らしいやりかたで



涙の数を、1粒でも救えるような男になれたらいいです。

まだあと何十年と、かかりそうですが。
しっかりやります。

みなさんいつもありがとう。

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by foodlovers | 2008-08-27 23:07