おかえりー。



バッテリー切れのため使っていなかった時計がある。
僕が若い頃に時々つけてた時計。

時計というより、ブレスレットに見えるところが好きだった。
ブレスレット代わりに使ってた。




バッテリー交換をしてもらい、さらに磨きにもかけられて戻ってきた僕のその時計。



ピッカピカになって帰ってきた。


「おかえり」


といいつつ、

「きみは誰?」とも思った。


だって、新品の顔をして、全く「はじめまして。えへっ」みたいな顔してる。


使っているうちに自然についてた細かいは「歴史」なわけで。

が、どこにもそんな「歴史」はない。


あれれ。


でも店員さんが「磨かれますか?」と確かに聞いてたな。

僕はそのときあまり考えず「どーぞ。お願いします」と答えてたからいいんだけど。


ほんと磨きあげられました、みたいな。


久しぶりにつける時計の質感。


なつかしい。


この時計をつけていた当時のことを思い出した。

あの店に行ったっけ。あんな話したっけ。
あの時はあんなふうにあんなこと考えていたな、とか。



時計としばらく、思い出話に花が咲く。
「お、やっぱりきみじゃん、間違いないね」

うれしくなった。



またしばらくこの時計は僕のそばで一緒に時間を刻んでくれるだろう。


よろしくおねがいしますな。

ご主人は、少しばかり年齢、重ねましたけど、みたいな。



この夏は、どんな思い出くれますかな。



な。

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by foodlovers | 2008-07-22 19:09
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