イコールジェイクパパでもありますけどね。
おしゃべりジェイク、僕がフィットネス業界のビジネスに興味があることを話したらしく。 エカパパ、大盛り上がり、みたいな。 パパさんは企業の法律家であり経営状況の分析やら防衛やら攻め(?)などの専門家でありますが。話を聞いて、ジェイと我が美しき娘(!!)エカならやれるだろう、と。 外人モデルの仕事は30までとよく言われます。どんどん若い子が求められるのが日本。 エカは20代の頃から頭がいいため、ヨガやピラテス?だかのインストラクターの資格をとれるほど熱中していて、僕と将来人々の美と痩身、身体の自然なる力の回復、がかなうスタジオをオープンするのが夢、らしく。僕が興味を持つアンチエイジングや ビューティーのビジネスもスタジオを軸に展開できるとかで。 僕のプロデュースでのフードやサプリメント、食の管理や、ダイエットプログラムを僕に「お願い」というわけで。 エカパパはエカが自慢の娘であり、そのパートナーが僕であることもとても誇りに思ってくれていて。 遺伝子学上、 子供は絶対可愛い女の子が生まれると信じて疑っていない人であります(単純。でもエカの遺伝子をもらえばね、の話だと僕は思いますが) アメリカでやれと。 僕の仕事や、僕の作品や表現をとても細かく分析するエカパパであります。 常に彼は「ジェイは日本の土壌より、アメリカだ」といいます。 理由は「日本の土壌は幼稚だから」と言います。 誤解しないで、失礼なニュアンスではなく、専門家の人間の表現であり、失礼な意味ではないのです。 感度の違いだそうで。 3、5年アメリカに遅れて日本はその感覚が受け入れられうる文化的土壌だと彼は言います。 つまりアメリカのほうが断然早いしオープンと。 肩書きや資格を重視する日本より、そのものずばりを見るアメリカが彼には誇りでもあるようで。 僕が表現するものが、常に「早い」とエカパパは警告します。 新しい物好きな日本と言われるが、実際は日本のマーケットは全然保守的というのがパパ意見。進みすぎる表現よりも「まあ、このぐらいで」が日本では展開されうるビジネスコアだとかで。 進みすぎた表現に時代が追いつくのが3年、5年後だ、とばっさり。 物事を自分の意見ではっきり、時にビジネスライクに言うことが「失礼ではなく、それが普通」のアメリカ人の感覚なので、失礼な印象にどうぞとらないでくださいませ。あくまで、彼個人の意見であります。 アメリカでやれと。日本ではない、としょっちゅう僕はパパさんに言われてますけど。 ラブインクックを見せたときも、パパさんは即、ジェイはこれ、アメリカで表現すればマーケットの受け入れが日本とは全然違うぞ、と言いました。 海外の、台湾の出版社からオファーがあったことも、そして昨年海外での発売が実現できたことも、パパさんにしてみれば「当然だ」と。 海外のマーケットのほうが、僕の表現をうまく拡大させられる、というパパさんの「勝手」な判断です。 かわいい、が求められる、そしてそれがうける日本より ハイパーや、クールが「普通に」求められるアメリカのほうが僕のビジネスは早いぞ、とパパさん。 ジェイはエッジーではないのに、エッジーだとしか日本のマーケットでは写しえない、切り取れない印象を受けるのは見てて自分は「窮屈」だそうで。 日本スタンダードよりグローバルスダンダードに適するがきっと僕の表現だと彼は断言します。 「そんな言い方しないでくれ」と言えなかった僕は複雑であります。 早い話、パパさんからの昨日、提案&お説教でありました。 エンターテイメントビザか(こんなものがあるのですね。びっくり)アメリカでの永住権だかなんだかグリーンカード(配偶者の国籍に僕が切り替えて、取得ということができるそうで。僕は全然わかんないけど)取得して(数年かかるそうですが) 準備しろ、とパパさん。 パパさんのビジネスパートナーだか人脈、知り合いのアメリカンだかなんだか「ビジネスがわかる人間」とかいうわけのわからない人たちも登場しだし。 近日ホテルのプールで顔合わせであります。 娘のパートナーを早く紹介したいという思いもあるらしく。 なんでプールやねん、と突っ込みたくなった僕(つっこんだけど) ジャグジーが併設されていて、いつもそこでみんなでジャグジりながら(新語)話をするらしく。 お互いいつも、ファミリー単位で。 つまり、結構な大人数らしく。 日本のビジネスミーティングみたいに、3対2、とかではないらしく。 わかんないけど。 僕もジャグジーデビューですな。 ネイトやジェイクもくっついてくるそうで。 ジェイクから電話が。 「ノリック、水着ある?」 「場所わかる?」 「着替える前はスーツね」 ・・・・。 おしゃべりジェイクめ。 パパさんに、よけいなことあまり言わないで。 僕には僕のペースがあるの。 僕は日本が好きだし、まだやるべきことがあるんだから。 もちろん、アメリカでのビジネスは、視野にありありは認めるけど。 でも、エカのファミリーがアメリカ拠点でも 僕のファミリーはまだ日本だよ。 国籍だって、僕は韓国。帰化してないのであります。どこにも。 僕が自分が何人か、とても悩んだ思春期をきみたちは知らないのだー。 それに僕は、やりたいことが今あるのであります。 それは、日本で。 そしてそれはファミリービジネスにするつもりは 「ない」 僕は経営者には向かないことは一番よく知ってるので。 経営者になるつもりは「ない」ですから。 ジムを所有することも「ない」 コラボレーションしてゆく形態の方がずっと僕らしいのであります。 まあ、とはいえ、昔から アメリカで仕事したいと散々望んでいたのは事実。 日本が窮屈と言っていたのも、本人じゃんと言われたら言い返す言葉がない僕であります。 でも大好きなのも日本。 韓国より、イタリアより、どこよりも 日本が一番好きな僕。 育ててくれた土地だから。 ちょっといろいろ考えながらも とにかく「今の自分」 をとことん楽しんでいかなきゃな、と思っております! もうすぐ4月、また新しい年度ですし。 気持ちあらたに。 それはそうと引き続き みなさま、ミッドタウンでのコラボ、春休み中もぜひお楽しみくださいませ。 僕の今のスイッチというか、モードがここなんだな、と料理から感じてもらえたらうれしいのであります。 ではまた!
by foodlovers
| 2008-03-28 09:03
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Profile
金本J.ノリツグ
1973年三重県生まれ。20歳で料理人を目指し上京。和、フレンチ、イタリアンと幅広く学び、料理研究家として活動を展開。簡単でおいしく、薬膳知識をも生かしたヘルシーなレシピが人気を集め、各局テレビ、雑誌に幅広く登場する。食品企業のレシピ開発や商品開発、公演なども手がける。作家としての処女小説に『FOOD LOVERS』、そこから飛び出した実写版レシピ本として『LOVE in COOK』(いずれもアートン)がある。『LOVE in COOK』では、小説の主人公を著者自らが演じ、作品の世界をビジュアル化した。コンセプト、料理、スタイリングはもちろん、文章、写真表現にいたるまでをセルフ・プロデュースした意欲作となり、今後さらなる幅広い活動が期待されている。 カテゴリ
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